母と離れて人生が好転した。

母に依存していたんです、私。

もっと掘り下げると

母を助けてる自分、

に依存していたかな。

母を助けること、

それが生きがいでもありました。

長い時間

頑張ったなぁ・・・

そうするのが当たり前になっていたし

それでいろんなことを見なくてすんで

頑張ってるって自分に言いたかったのかもしれません。

でも

ある日大切な友人と

尊敬してる人から同時に

「あなたが頑張るから、お母さん頑張らなくなったんだよ」

って言われちゃいました。

「だから離れたほうがいい」

って言われちゃいました。

最初は何を言ってるんだか

さっぱりわかりませんでした。

でも、かすかに

母の気力を私が奪っているのかな

って頭の隅に見えていました。

家のごたごたをそのままに

家を出る決意をした私に

母は涙を流したけど

それさえも振り払わなければ

今の私にはなれなかったんだろうと思います。

生活さえも苦しくて

生きてるだけの毎日だった私の日々は

そこを境に一気に変わった気がします。

母を置いて街に出た時

何とも言えないくらい

心がここにあるってわかるほど

痛くて

辛くて

苦しくて

怖くて

不安で

切なくて

やるせない時間を過ごしました。

間違いなく

母を助けてるつもりの

頑張ってるつもりの私が

自分自身をそのまま枠にはめて

もがいていたんだろうと思います。

そこを境に変わったのは私だけでなく

しっかり仕事を見つけて生活を立て直した

母も同じでした。

親子だからこそ

寄り添い、助け合うんだけど

そこが案外落とし穴になる時もある。

あの境目の時の私は２３歳。

あれから１６年。

全く違う人になったような

そんな毎日を送っています。