何を言っても人が好きなんです。
おはようございます。
心のやる気と元気を引き出す
ヘルスメンタルコーチの荒木ゆき恵です。
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昨日は、初レッスンの方B様がお見えになりました。(名前とイニシャルは関係ありません)
元々はまったく繋がりもなく、ある場所で私のチラシを見て
ずっと気になっていたとおっしゃっていました。
勇気を出して飛び込んで来られたんですね。
レッスンの時間は
たくさんのチェック表や
図を見ながら
わかりやすく“自分を知る”ところから始めます。
でもやはりコミュニケーションは生物。
“こんな風になりたい”
と思うきっかけや
こんな風とは、例えば詳しく言うと
どんなことなのか
細かく言葉にしてもらう途中で
本人にも
信じられないような話が
飛び出してくることがかなりあります。
今回も、ある話から私がある違和感を感じ
訪ねたことがきっかけで思いもよらぬ話が飛び出たんです。
“今のお話で少し違和感を感じるのですが
お話ししてもよろしいですか?”
許可を取りお話ししました。
(フィードバックというスキルです)
お尋ねしたことに対して
言葉に詰まってしまったB様。
(こういう時は無理にお話ししなくてもいいように、最初に話してあります)
沈黙を待ちました。
すると
「誰にも話したことないことだけど、ここでなら」
とポツリポツリ
本人も目を丸くしながら
話出されました。
ある分野の人との関わりに
とても恐怖心があり
それがなぜなのだろうとずっと思っていたことが
私の記事からなんとなくヒントみたいなのを掴んで
一人で整理できずにいたこと。
心の中にある自分ではどうにもできない塊。
私が学んできたヘルスコーチジャパンでは
“地雷”と呼んでますが
まさにこれに当たるものが
B様の中にはいくつも散らばり
B様の心をぐらつかせ、締め付けていたのです。
まさに生育のプロセスで作られてきた
代表的な地雷が潜んでいました。
B様本人も
その思いが起きた時から
この言葉を口からはいたことがなく
そう思う自分さえも
“こんなこと思う自分は間違ってる”
“人として最低だ”
と否定し続けて来られたそうです。
・
そうなんですね、苦しかったですね。
私がそういうと
ジワリと涙が伝い
これでもかと自分を否定する言葉を出されていました。
私の経験から
あるお話を一つさせていただきました。
「“◯◯って思ってたんだね、嫌だったね。
”
たったこれだけでいいので
またその気持ちが出てきた時
自分に言ってみてください。」
これは傾聴のスキルの中の
リフレイン
です。
出てきた言葉を繰り返し
返すというもの。
この方は、起きた気持ちを間違ってるし最低だと
蓋をし続けてきた
それが塊となり、時間が過ぎて
他のコミュニケーションに影響を与えていたのです。
まずは自分で自分を認めること。
どんなに最低だと思う言葉で言い表す感情でも
紛れもなく自分の中に起きたもの。
それを認めてあげることができるのは
他ならない自分なのです。
自分が認められずに否定してきた事を
すぐに受け入れることは容易くありません。
だけど、もうB様は一人じゃない。
今まで言えなかった事を私に打ち明けてくれました。
だから、これからは私と進めばいいのです。
“不安になったらいつでもlineしてください”
ホッとしたような笑顔でした。
そして最後に訊きました。
《それでも人に関わる事をどう思いますか?》
やっぱり根底は人が好き
はにかむようなB様の今日一番の笑顔が出ました。
人が好きだけど周りの人が気になり
悩んでしまう
最初、B様が言われていた言葉です。
でも、今日は一つ
悩みの原因でもあった大きな塊が
B様の心から吐き出されました。
これからこの塊と向き合うことになります。
レッスン風景です。
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